2014年9月16日火曜日

■日本の伝統料理『おせち』について詳しく調べてみよう。

人生に於いて、今までに一度は必ずお正月にはおせち料理を目にしたことがあるのではありませんか?


そもそも、
・おせち料理とはいったい何なのか?
・何の為にある料理なのか?
・どのような料理が入っているのか?
・それぞれにどのような意味があるのか?

などをスラスラ完璧に答えられる方がいるのでしょうか?

はいっ!!!!!!

っと私はまず答えることができません。
これでは日本人が廃る!!と思い、改めて良い機会なので『おせち料理』について学んでみたいと思います。

是非、一緒に学びながら『なるほどなー。』と思いお正月に堂々とウンチクを話しましょう!!

■おせち料理とは・・・
漢字では『御節料理』と書きます。
節日(節句)に作られる料理の事です。節日のうち最も重要なのがお正月であることから正月料理を指すようになりました。

■どうして御節料理と呼ばれているのか?

『おせち』は【御節供(おせちく、おせつく)】の略。
中国から伝わった五節供の行事に由来しています。
奈良時代には、朝廷内で節会(せちえ)として行われ、そこで供される供を御供(せちく)といった。
(奈良時代からの由緒ある伝統的な料理のひとつだったのですね。)

■なぜ、重詰めをするようになったのか?

重箱に御節を詰めるようになったのは明治時代以降といわれています。
その手法が完全に確立した時期は第二次世界大戦後でデパートなどが見栄えの良い重箱入りの御節料理を発売したことによると言われています。
正月料理の重詰めについては江戸時代の料理茶屋における料理の影響を受けているとも言われています。

■どのようなお料理が重箱には詰められているのでしょうか?
それぞれの意味もこちらでご紹介します。

紅白かまぼこ・・・紅白は祝の色
 かまぼこは『初日の出』を象徴するものとして、元旦にはなくてはならない料理です。
 紅は<めでたさと喜び>を、白は<神聖>を表しています。

伊達巻・・・長崎から伝わったおしゃれな料理
 江戸時代、長崎から江戸に伝わった『カステラかまぼこ』が伊達者(シャレ者)たちの着物に似ていたことから伊達巻と呼ばれるようになった。また、昔は大事な文書や絵は巻物にしていたので、おせち料理には巻いた料理が多々あります。

錦玉子・・・金・銀・錦にたとえて
 黄身と白身の2色が美しい錦玉子は、その2色が金と銀にたとえられお正月料理として喜ばれます。2色を錦と語呂合わせしているとも言われます。 錦織り成すあでやかさで祝いの膳を華やかにしてくれます。

栗きんとん・・・豊かさと勝負運を願って
 黄金色に輝く財宝に例え豊かな一年を願う料理。
 日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格といわれており『勝ち栗』と言い縁起が良いとして尊ばれてきました。

黒豆・・・元気に働けますように
 『まめ』は元来、<丈夫・健康>を意味する言葉です。
 『まめに働く』などのごろ合わせからも、おせち料理には欠かせない料理です。

昆布巻・・・日本料理の必需品。昆布で健康長寿を
 昆布は『喜ぶ』の言葉にかけて、正月の鏡飾りにも用いられている一家発展の縁起ものです。
 おせち料理には、煮しめの結び昆布・昆布巻などがあります。

田作り・・・小さくても尾頭付き
 五穀豊穣を願い、小魚を田畑に肥料として撒いたことから名づけられた田作り。
 片口鰯の小魚を使った田作りは、全国的に祝い肴3品のうちの1品です。

数の子・・・子宝と子孫繁栄を祈る
 数の子はニシンの卵です。二親(にしん)から多くの子がでるのでめでたいと、昔からおせち料理には欠かせないお正月らしい一品です。

菊花かぶ・・・旬のかぶもめでたい形で
 冬が旬のかぶをおめでたい菊の形に飾り切りし、紅く染めて紅白の酢の物に仕立てたのが菊花かぶです。消化に良い栄養素を含み箸休めにぴったりです。

小肌粟漬・・・将来の出世を願って
 小肌はコノシロという魚の成魚になる前の名前。
 出世魚なので縁起が良いと言われています。
 黄色はクチナシで染めた粟で五穀豊穣を願っています。

えび・・・長生きの象徴
 海老は、長い髭をはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願って正月飾りやおせち料理に使われます。おせち料理には、小エビを串で止めた鬼がら焼がよく詰められています。

お多福豆・・・福を招く豆料理
  『阿多福』という漢字が当てられ、文字通り<福を招く>食べ物として、祝い膳によく登場します。
 空豆の一種で、その形がふくよかなおたふくの顔ににているところから、お多福豆と呼ばれています。

紅白なます・・・紅白でおめでたいさっぱり料理
 生の魚介と大根・にんじんと酢で作ったことから、なますという名前がつきました。
 現代では、生の魚介のかわりに干し柿や昆布・ゆずの千切りも使われています。

ごぼう・・・細く長く幸せに
 細く長く地中に根を張るごぼうは縁起の良い食材として様々に用いられています。
 たたきごぼうはやわらかく茹でたごぼうを叩き、身を開いて、開運の縁起をかついだものです。

するめ・・・祝い事を表す縁起もの
 『寿留女』の字をあて、結納の品として使用され、めでたい祝儀の膳には欠かせない品です。

アナと雪の女王のおせち には、上記のお料理がするめ以外入っています。
まんべんなく、それぞれに意味がありきちんと入っているので安心です。

アナと雪の女王のおせち は考えられて作られていて縁起の良い御節料理に間違いないですね。




<参考文献>:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E7%AF%80%E6%96%99%E7%90%86
http://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/osechi/iware.html

紀文公式サイトではおせち料理の作り方や飾り方・飾り切りなどを紹介しています。
<おせち料理大辞典>
http://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/osechi/iware.html

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